ずらりと並んだ色とりどりの小さなかわいいメガネたち。その本数は、ざっと130本。長良福光店は子ども用メガネをメインに取り扱い、子どもたちの視力をメガネというツールでサポートする。
　以前、店舗を構えていた長良周辺から、長良福光へと移転して4年。地域の眼科医指定店としての立ち位置もすっかり定着し、近視の児童や生まれもっての遠視を抱えた子どもたちの視力回復にも一役買っている。

　「子ども用ですから販売してそれで終わりではなく、アフターフォローを大切にしています」（帖地店長）。
　初めてメガネにトライする子どもはもちろん、授業中だけの着用であっても違和感なく着けてもらえるよう、とりわけフィッティングを重視。お客様のご都合の良い時に月1〜2回ご来店いただき、無料調整を行う。こうして小まめに足を運んでいただくことで、子どもの視力悪化の予防につなげる。
　親身であたたかなメンテナンスケアは、お父さん、お母さんからの信頼も厚く、おじいちゃんやおばあちゃんまで家族全員で来店する地域のお客様も増えた。

ひと昔前と比べてメガネの量販店も増え、お客様が店を選ぶ時代。だからこそ長良福光店では「お客様の飽きないお店づくり」を心掛ける。
　お店の中には子どもが腰掛けてじっくりと遊べる塗り絵コーナーや絵本コーナーがある。また、千賀のグループ店と同様に、無料ドリンクも設置した。
　調整している待ち時間も、お父さん、お母さんがメガネについての説明を受けている間も、子どもたちはタイクツせずにここで過ごす。近頃では、「メガネを直しに行きたい！」と自分から言い出す子どももいるそうだ。
　これからも“ゆっくり、あったかい”接客で、地域に愛されるメガネ店を目指す。