眼鏡作製技能士の他、時計修理技能士、認定補聴器技能者の資格を保有する、伊佐治店長。メガネの専門家ながら、補聴器の購入を検討するお客様へのアドバイスにも定評がある。
「補聴器のお客様は、そのほとんどが加齢による難聴でお困りの方です。接客しながらいつも思うのは、どの方もとても前向きだということ。補聴器って、一般的に未だマイナスのイメージがあると思うんですが、みなさん、聴くことにとても意欲的なんです。
補聴器には感度の良い内蔵マイクがあり、基本的に周囲の音すべてを拾います。だから、人の話し声だけを聴きたくても、同時に雑音も聴こえてしまう。聴力が落ちているところに、急にたくさんの音が聴こえてくれば、煩いのは当然です。でも、最近は雑音を押さえる機能が普及していて、ひと昔前より雑音は少なくなっているんですよ」
平均価格は、スタンダードタイプで5万円〜、ハイスペックなものだと50万円だという(ともに片耳分の価格)。
「高額になるほど期待値も上がりますが、補聴器はあくまでも聴力を補うツール。お客様にはその点も踏まえて、丁寧にご説明するようにしています」