2020年8月31日
聴力が・・
まだまだ暑い日が続いていますが いかがお過ごしでしょうか。
今回は、聴力のお話です。
下の写真は、聴力の測定結果を記す用紙に およその年齢ごとの聴力の平均値グラフが記されている用紙です。
グラフ形式になっていますが、縦軸は、上から下へいくほど 大きい音という事です。単位は、dB(デシベル)です。
グラフの横軸の左から右へいくと より高い音という事です。
グラフの右横におよその年代が記されています。
20代の方だと 縦軸のほぼ0に近い所に 横一線にグラフが出来ています。
測定後記入されたグラフが下にあればあるほど、聴こえが落ちているという事です。
右耳と左耳を別々に測定するので このフォーマットの上に、2本のグラフが記入されます。
それらを踏まえて下の写真です。
フォーマットが違いますが グラフの示している意味合いは、同じです。
グラフがおかしな形で且つ、下の方にあります。
このグラフは、私が9年前に 突発性難聴になった時のデータです。
休日に、朝、目覚めると いきなり片方の耳が詰まっている感じでした。
片耳(右耳)の聴こえが 「ボワン、ボワン」として、何かおかしい。
これが 噂に聞く「突発性難聴」かもしれない と ピンときました。
どこの耳鼻科に行こうかなと迷いながら、通院が必要になるだろうから、あさイチでかかっても、仕事に間に合う場所で探しました。
この日は、休日だったので、慌てる事も無く、耳鼻科で診察を受けました。
いくつかの検査を終えて、先生から、下の写真のデータを見せられて、
「突発性難聴ですね。すぐ点滴しましょう。」と。
こちらは、
「ああ、やっぱり。」
という感じでした。
実線のグラフの真ん中より左半分が ガクンと落ちています。
最初の写真の40代のグラフと見比べると、おかしいのは、一目瞭然ですね。
そして、日曜日以外は、耳鼻科で、点滴をしてから出勤でした。
3日程たってからの 聴力検査の結果が下の写真です。
少しだけグラフが上になった感じです。
また、数日点滴の後、聴力検査の結果がコチラ。
随分、上まで戻りました。
1週間ちょっと耳鼻科に通って、通院治療が終わりました。
おおよそ聴力も復活しました。
もし、皆さんの中で、急な聴力低下、耳の違和感を感じた場合には、出来るだけ早く、耳鼻科にかかる事が大切です。
「突発性難聴」の場合は、少しでも早く、治療をするほうが 回復も期待出来ます。仕事や、諸々の事情もあると思いますが、治療開始が遅いと 聴力の回復の見込みが小さくなります。ご注意下さい。
補聴器をお考えの場合も、一度耳鼻科で診ていただくと良いと思います。
メガネの千賀は、「認定補聴器専門店」となっています。私も含め、「認定補聴器技能者」も多数在籍しております。
聴こえのご相談、補聴器の事なら、メガネ、補聴器の千賀へ。
2020年8月31日